心からじわ－っと湧き出るような、どこか懐かしさと、心に染み入るような優しい音色を聞いたとき、なぜか涙がこぼれ落ちました。昔からオルゴ－ルは好きでした。それでも、お小遣いで買える程度の小さいものでした。今回は私の一生の宝物として、ためらいもなく、大人買いをしてしまいました。介護施設に携わっておりますので、利用者の皆様に聞いて欲しくて、時々聞いていただいています。
ある時、97歳の女性の方がいつもうなだれて寂しそうにされていたので、オルゴ－ル回してみますか？とお聞きすると、うなずき、早速回し始めたところ、ニコニコされ目が生き生きと輝いて、演奏されました。その方の奏でる音に合わせて、みんなが歌いだしました。曲は“ふるさと”でした。補聴器をつけても耳元で話さないと聞こえない方が、回しながら歌い始めました。その光景に大変驚きました。誰でも演奏出来て心に響く音こそ、脳裏に響くのだなと感動しました。オルゴールは脳波に良い等エビデンスが出ていると聞いてましたので、まさしく素晴らしいオルゴ－ルです。

このオルゴールの音色を初めて聴いたとき、なぜか涙がこぼれました。幼い頃に聴き、思い出に刻み込まれたこの音色は、誰にでも懐かしさを感じさせるものなのかもしれません。築140年経ったこの古民家で、皆さまと、そんなノスタルジックなひとときを、またいつかご一緒できる日を楽しみにしております。

これまでオルゴールは旅先の思い出を楽しむためのアイテムだと思っていました。それが一変！曲本体を手作業で作られていること、本体の木がボディとなって、耳で聴くのではなく全身で聴くものだと理解した時、オルゴールの奥深さを知りました。
手元にあるのは、神代楠オルゴール。色々な木の音色を聞かせていただいて、神代楠の音がとても落ち着いたのとお腹に響いたことが購入の決め手となりました。オルゴールを購入して、すぐにある神社に行くことになり、オルゴールを奉納する機会にも恵まれました。その後も、定期的に神社や自然の中でオルゴールを鳴らしています。神代楠オルゴールそのものが、神社みたいなもの。持ち歩き可能な神社みたい。毎朝鳴らしながら、家、土地を清らかにしています。掃除するようにオルゴールを鳴らして楽しんでいます。私だけが癒されるんじゃなくて、私がいる場所すべてが癒されるのを喜びにして、神代楠オルゴールを愛用しています

オルゴールには、高周波から低周波を含む音の響きがあり、これが脳幹を刺激し、癒し効果で自律神経を整え、ホルモンの分泌を正常にして、様々な症状を改善すると伺いましたが、優しい音色を聴いて、癒やしやリラックス効果を実感しました。
また、音色だけでなく、金属やプラスチックにはない、その木製の手触り、ぬくもりや木目の視覚効果が、さらにリラックス効果を高めていると思います。
木は人肌に近い温かみを持っており、温度変化に敏感な乳幼児の子どもにとって、その触感は心地よく、好奇心や興味を妨げずに長く遊ぶことができるため、彼らの集中力を高めると言われています。
ストレスが溜まると免疫力が低下すると聞いた事がありますが、ストレスを抱えがちな昨今、こうしたオルゴールに触れる時間を大切にしたいと思います。